赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーは不要。なくても何とかなります。

我が家でウォーターサーバーを使い始めたのは、子供のミルクのためでした。

ミルクを用意するのにいちいちお湯を沸かさなくてよいので便利なんですよね。

…が、子供がミルクを飲まなくなってから全く使わなくなってしまい、解約を決意。

契約期間より早く解約したので違約金も支払いました。

振り返ってみると、ウォーターサーバーなくても良かったことと、そこそこの金額を無駄にしたことに気が付いてしまったのです

もしあなたが「赤ちゃんのミルクを用意するためにウォーターサーバー契約しよう」と思っているのであれば、ぜひこの記事を読んでからもう一度よく考えていただきたい…!

目次

ウォーターサーバー、結構お金かかります。

そもそもウォーターサーバーを契約すると年間どれほどのお金がかかるのでしょうか?

サンプルとして、実際に我が家で使っていた「プレミアムウォーター」の料金でシミュレーションしてみましょう。

  • 水12L×2本:3,974円/月
  • サーバーレンタル代:無償 or 1,100円/月
  • プレミアム安心サポート:682円/月
  • 初回事務手数料:3,300
  • 有料設置サービス:8,800

なお、最低利用期間が3年間と決められており、この利用期間中に解約すると違約金が発生します。

違約金はプランやサーバーの種類によって異なりますが、10,000~20,000円ほどを想定しておきましょう。

ではプレミアムウォーターを最低利用期間の3年間利用すると一体いくらかかるか、実際に計算してみましょう。

一番お金をかけないパターン

レンタル料無料のウォーターサーバー、サポートや設置サービス利用なしで契約の場合

  • 水:3,974円 × 36か月 = 143,046円
  • 初回事務手数料:3,300円
  • 合計:146,364円
  • 毎月の支払い:3,974円

合計:146,364
毎月の支払:3,974

いろいろとオプションを申し込んだ場合

1,000円/月のサーバーとプレミアム安心サポート、有料設置サービスを利用した場合

  • 水:3,974円 × 36か月 = 143,046円
  • サーバー:1,100円 × 36か月 = 39,600円
  • プレミアム安心サポート:682円 * 36か月 = 24,552円
  • 初回事務手数料:3,300円
  • 有料設置サービス:8,800円

合計:219,316
毎月の支払い:5,756

水の本数やサーバーの種類などで若干の差がありますが、大体これぐらいの金額が目安になるでしょう。

総務省の調査によると、二人以上の世帯の上下水道料の平均が5,173円とあります。

そう考えると、飲料水だけに毎月約4~5,000円使うというのは結構な贅沢と言えそうですね。

しかも3年契約して15~20万円。

冷静に考えると結構な出費であることがわかるかと思います。

ウォーターサーバーが赤ちゃんのミルクづくりに不要な理由

我が家も「赤ちゃんのミルク用にウォーターサーバー」的な宣伝文句にやられてウォーターサーバーを契約したのですが…。

ミルクを卒業して振り返ってみると、別にウォーターサーバーいらなかったな…と思ってしまったのです。

あったらあったで便利ではありますよ。

子育てにおけるウォーターサーバーの利点
  • お湯を沸かす手間・時間がなくなる
  • ミルクづくりに適した水を扱っている
  • 買い物の手間が省ける

恩恵にあずかっていたのでわかります。

確かに便利です。

…が、そんなに手間が変わらず、もっと安い代替案があったなと。

すぐにお湯が欲しい!ならば電気ポットで十分

ミルクを準備するのは結構大変で、粉末状のミルクをお湯で溶かしてから、赤ちゃんが飲みやすい温度までさましてやる必要があります。

新生児期の授乳回数は1日8~10回程度で、そのたびにお湯沸かすところからスタートするのは大変なのです。

ウォーターサーバーの機種によっては、ミルクづくりに適温とされる70度程度のお湯を出してくれる機種があります。

…が、電気ポットにもそういった機能を持ったものがあります。

そして電気ポットは圧倒的に安いし、ランニングコストは水道代と電気代しかかかりません。

ミルクづくりの時短が目的ならば、電気ポットがあれば十分でしょう。

ミルク用の水は水道水でOK

赤ちゃんのミルクを作るにあたって、水が安全かどうか気にされる方は多いでしょう。

ウォーターサーバーの各サービスでも、水の品質や成分がミルクづくりに適していることを宣伝しているものも多いです。

が、結論から言うと赤ちゃんのミルクを作るなら水道水を沸騰させるだけで十分安全です

日本の水道水の水質は、法律で定められた基準によって厳しく管理されています。

皆さんも小・中学校などの授業で習ったと思いますが、河川などから取り入れた水は浄水場などの施設できれいな浄水になり、家庭に届けられています。

「水道水で本当に安全か?」と思う気持ちもわかります。

しかし、過度に安心を求めて飲料水に毎月5,000円も支払うかどうかは考えもの。

安全は法律や数値で客観的に判断できますが、安心は皆さんの気持ちの問題です。

赤ちゃん用の水は通販で買える

いや、それでもやっぱり水道水はちょっと…という方もいるでしょう。

それでもウォーターサーバー契約はちょっと待ってください。

赤ちゃん用の加熱殺菌済み、粉ミルクでの利用を前提とした水は通販で買えます。

しかもウォーターサーバの料金よりも安上がりです。

プレミアムウォーターは水24Lが3,947円で、1Lあたり約165円。

和光堂の赤ちゃんの純水は20Lが2,304円で、1Lあたり約115円。※記事執筆時の価格

月に24L水を使うと想定すると、毎月1,187円・年間14,244円もの差が出ます。

ウォーターサーバーを解約して2か月

ウォーターサーバーを解約して2か月たちましたが、特に何も困っていません。

そもそも娘のミルクのためにウォーターサーバー契約したので、当たり前ではありますが…。

正直に言えば、夏でもすぐに冷たい水が飲めるという利点もあったので、ちょっと後悔している部分もあります。

が、お茶を冷蔵庫で冷やせばいいだけなので、こちらも特に致命的な問題ではありません。

逆に年間47,000円も節約できていると考えると、もはや得した気分にすらなれます。

もちろん、ウォーターサーバーを絶対に契約するなという気はないです。

あれば便利なことは間違いないですから。

ただ、それなりのお金がかかるということ、もっと安い代替案があるということを知ったうえで検討していただきたいです!

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