【BALMUDA The Speaker】光でオシャレを演出する、ちょっと変わったスピーカー

卓上で使うワイヤレススピーカーが欲しいけど、音質より見た目とか雰囲気を優先したい。

そんなわけでBALMUDA The Speakerを購入しました。

在宅勤務で誰にも怒られないのを良いことに仕事中に音楽を聴くぐらいには音楽好きです。

音質にこだわっても良いのですが、上を見てしまうとキリがないのがオーディオ界隈の恐ろしいところ…。

そこそこの音質で、デザインや使い勝手に特徴のある、良い感じのスピーカーがないかな~という方にはBALMUDA The Speakerを強くオススメします。

フィルムカメラとかと並べるとカッコいい

BALMUDAといえば「やたら高いオシャレ家電」という認識でした(今でもそうですが)。

もっと音質が良くて値段の安いスピーカーは探せばいくらでもあるでしょうが、BALMUDA The Speakerは他のスピーカーにはない「音楽でいい感じの空間を作る」という特徴を持っています。

ここに惹かれたら買いです。

商品名

BALMUDA The Speaker

価格

35,200

  • 室内でBGMを流すのに向いている
  • ユニークな光の演出
  • 部屋をいい雰囲気にできる
  • 操作周りに難あり
  • LEDが消せない
目次

特徴

音質は好き…だけど音質最高!ではない

The Speakerの大きな特徴のひとつはスピーカーの配置。

本体上部、上向きに配置されたスピーカーが目を引きます。

スピーカーが上を向いていることで、音が360℃どこからでも聞くことができます。

当然ですがモノラルスピーカーです

肝心の音質については、ドンシャリ系の逆で「低音がスゴい」みたいな尖った特徴はないです。

じゃあ低音が全く聞こえないかというとそんなことはなくて、安物のスピーカーと比較すればバツグンに迫力のある音を出してくれます。

ボーカルや楽器が奏でる音との相性がよく、ジャズ、フォーク、ロック、ラテンのようなジャンル、シンプルで落ち着いたような曲がよく似合います

最近は大野雄二やSeatbeltsを狂ったように聴いてますね。

光の演出

The Speakerのもう一つの特徴は、本体内部に3つ並んだLEDユニット。

透明な有機ガラス内に真空管のようなLEDユニットが並んでおり、曲に合わせてキャンドルのように光ります。

なんとリアルタイムに曲を解析しており、本当に曲に合わせて明滅します。

音域ごとに異なるLEDユニットが点滅します

アップテンポな曲なら激しく、落ち着いた曲はおしとやかに。

曲の進行や盛り上がりに合わせてLEDが光り輝く様子は、ライブステージの照明効果のようです。

光り方は3種類あり、好きなものを選ぶことができます。

Beat

楽曲に合わせて強く明滅

Ambient

Beatよりも弱めに明滅

Candle

楽曲に合わせず、ろうそくのようにゆらゆらと光る

ちなみにLEDを光らせても音質には一切影響ありませんので、安心して使えます。

明るい時間帯だとあまり光っている感が無くてつまらないのですが、部屋を暗くして光らせてやるとかなり雰囲気が良いです。

思いの外明るいです

LEDをCandleに設定して、スローテンポでアナログな曲を流してやると、なんだかオシャレなバーで音楽を聴いているみたいで(経験はありませんがw)QOLが急激に向上します。

見た目で選ぶのが正解

BALMUDA The Speaker最後の特徴はやはりそのデザイン。

円柱の本体内部のLEDユニットや上向きに配置されたスピーカー。

音楽に合わせて明滅する光がスピーカーを支える金属の柱に反射する様子は実にきれいです。

本体内部の金属光沢とは対象的な、本体底部やスピーカーのマットな質感。

頑張ってオシャレ空間を作りたくなる

ここまで読んでいただければだいたい察していただけると思いますが、BALMUDA The Speakerはスピーカーの性能・音質で選ぶべき製品ではありません。

音質を求めるなら同じ価格帯、もしくはより安価でもっと良いスピーカーがあります。

The Speakerは「音楽が流れている、なんかいい感じの空間を作る」ためのアイテムです。

外観

カラー

本体カラーはブラックのみ。

とはいえ、本体内部はシルバーやカッパーが多用されており、地味ということはありません。

あ~カッコいいわ

また、本体の大部分を占める有機ガラスは透明度が高く、内部の金属光沢が映えます。

ブラックと言いながら実際には黒い面積が少なく、むしろ有機ガラスによる透明感の印象が強いので、圧迫感のない雰囲気です。

サイズ&重量

The Speakerのサイズは直径105mm×高さ188mmの円柱形。

ワイヤレススピーカーとしては普通サイズだと思います。

むしろ接地面積が少ないため、ちょっと狭い場所に置くこともできます。

棚の高さによっては置けないかも

重量は1kgと、ワイヤレススピーカーとしては重たい部類。

持ち運びに苦労するほどではありませんが、設置場所は固定しておくのが吉ですね。

ちなみに僕みたいに手汗がすごい人が有機ガラス部分を触ると指紋だらけになるので、上の部分をつまむようにしましょう…。

インターフェース

The Speakerの操作系は本体底部裏面に集中しています。

左から順に、アナログ端子、電源、ボリューム、ライト切り替え兼Bluetoothボタン、USB-C充電ポート。

現在のボリュームはボリューム操作ボタン上部で確認できる

ボタンのアイコンには凹凸の加工がしてあり、なれると手探りで操作できます。

同じ部屋で使い続ける限り、一度ペアリングしたあとに操作するのは電源とライト切り替えボタンぐらい。

また、充電ポートがUSB-Cなのは高評価ポイントですね!

使用感

使い勝手は良い

音質以外の、ワイヤレススピーカーとしての使い勝手は十分に良いです。

USB-Cで充電ができ、最大7時間使用できますから、夜間に充電しておけば日中にバッテリー切れを心配する必要はないです。

基本的に充電場所=設置場所という運用が楽ですが、いざとなればケーブルを抜いて好きなところに置けるのはありがたいです。

また、アンプ出力は最大8W…というと分かりづらいですが…

スマホ側の音量マックス/スピーカー側の音量ミニマムで、6畳の部屋で十分な音量です。

スピーカー側の音量を上げてやれば14畳のリビング+吹き抜けの空間でも余裕でした。

部屋を暗くして使うと雰囲気が良い

製品のコンセプト的に、部屋を薄暗くしてThe Speakerの光と音を浴びながら酒を飲んでくつろぐのが正しい使い方だと思いますw

適当に置いてもなんか雰囲気が良い

音質については低音が弱いとの声もありますが、低音がゴリゴリのスピーカーが好みではないので個人的には気になりませんし、くつろぐのが目的ならむしろこれぐらいのバランスがちょうど良いですね。

繰り返しますが「音楽が流れている、なんかいい感じの空間」づくりに最適です。

こんな人におすすめ

ここまでで何度か書いていますが、BALMUDA The Speakerは音質を求めて買うスピーカーではありません。

こだわりのデザインや光の演出など、個人的には満足度は高いですが、人によっては全く魅力が感じられないかもしれません。

さりげないアピール

いい雰囲気の部屋でまったり音楽を聞きながらなにかする、みたいなのが好きな人には刺さるアイテムですね。

音楽を聴く空間やシチュエーションにこだわりがあって、The Speakerのデザインや機能に魅力を感じたのならば買っても損はしないでしょう。

イマイチな点

操作周り

The Speakerは電源On/OffやBluetooth接続、LEDのモード変更度で専用のサウンドが流れるようになっています。

電源周りやBluetooth接続でのサウンドはまぁ良いとして、LEDのモード変更時のサウンドは正直言っていらなかったですね。

なぜなら、操作時に専用のサウンドが鳴ることで曲が止まるから…。

操作時に無音というのが嫌だったのかも知れませんが、曲を止めちゃあダメですよね。

LEDは消せない

The Speakerの特徴であるLEDは、消灯できません。

個人的には困っていませんが、昼間や明るい部屋ではあまり光っている意味もないので、消せるようにしても良かったのでは?

まとめ

35,000円という金額は購入に勇気がいるし、音質やスピーカーのスペック重視の方にはBALMUDA The Speakerはオススメできません。

しかし、スピーカーとしては独特なデザインやLEDによる光の演出など、スピーカーの性能以外の部分に魅力を感じるならぜひ手にとって欲しいです。

ベッド横において寝る前のリラックスタイムに使っても良し。

リビングで照明を落として、お酒を飲みながらゆっくりとした音楽を聴いても良し。

スピーカーというモノではなく、音楽が演出する空間や雰囲気づくりに魅力を感じる方にはオススメのアイテムです!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次