「購入をためらう理由が金額だけなら、買うべき」と会社の先輩に入れ知恵されました。
クラウドファンディングのサイトを巡回していたところ、「置くだけで映える美しさ」という謳い文句のペンを発見。
ためらう理由が金額だけだったので、買いましたw
stilformはドイツのハンブルグで2013年に設立されたデザインスタジオ。
今回ご紹介するstilform ARCの他に万年筆とボールペンも販売しており、いずれもクラウドファンディングで大成功を収めているそうです。
時には最もシンプルなことが最も奥深いこともあります。見栄えを良くするためには、細部へのこだわりが最も重要なのです。
stilform 公式サイトより
素直にクラウドファンディングに出資しても良かったのですが、待ちきれなかったのでstilform公式サイトで購入しちゃいました。
チタンモデルで約16,500円。
割引セールをやっていることもあるので、要チェックです。
注文から半月かかってやっと到着したので、早速レビューしていきます!
stilform ARCの外観
ペンは毎日使うものですから、やはりデザインは大事。
その点、stilform ARCは満点と言っても良いでしょう。
高品質なチタンorアルミ製
![チタン製のstilform ARC](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1863-positive-1024x683.jpg)
材質が良ければいいってわけではありませんが、stilform ARCの最大の特徴はやはりチタンorアルミ製であるという点でしょう。
チタンもアルミも、耐久性が高く軽量で錆びにくいという特徴を持っています。
チタンはアルミの上位互換みたいな金属で、金属アレルギーも起こりづらく、熱も電気も通しづらいという特性があるとか。
ただし軽さではアルミが勝っており、チタンのstilform ARCは約37gに対しアルミのstilform ARCは約25gと結構違いがあります。
![stilform ARCと文庫本の比較](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1533-1024x683.jpg)
また、チタンのstilformはTitanium Matte1色展開ですが、アルミのstilformは以下のカラーバリエーションがあります。
- Night Sky
- Comet Grey
- Aurora Green
- Warp Black
- Rose Moon
また、素材自体の耐久性が高いことに加えて、接着剤やプラスチック部品は使っていません。
いわゆるオールメタルというやつですね。
引っかき傷などに強い上に構造自体も頑強となれば、長い間使っても大丈夫そうですね。
ミニマルながら使いやすい形状
![stilform ARC 全体像](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1870-positive-1024x683.jpg)
stilform ARCは一見すると、金属の円柱に面取りしただけに見えます。
ペンのデザインとしてはシンプルそのもので、材質の高級感でゴリ押ししている…かと思いきや、細かいディテールもしっかり作り込まれています。
ペン先やおしりの部分のエッジが削られており、しかも他の部分と異なり光沢のある加工が…。
ペン先の細かいデザイン 後ろの円柱部分を外してリフィル交換します
一見シンプルなデザインの中にアクセントがありカッコいいですね。
ペン先の形状もよくある円錐のようなものではなく、円錐が重なったようなデザインになっています。
面取りがあるおかげで握りやすくなっていますし、テーブルの上で転がりませんよ!
stilform ARCのインク
stilform ARCはPILOTのジュースアップリフィルを使用しています。
ドイツ製の高級ボールペンに日本製のインクが使われているとか、胸熱です(国産とか日本製という言葉に弱い)。
ジュースアップは水性顔料ゲルインキ。
流石に書きやすいです。
なお、インクの特徴ではありませんがジュースアップのペン先は非常に細く、
ただ、個人的にインクはブルーブラックが好きなので、黒を使い切ったらジュースアップのブルーブラックに交換しようと思います。
stilformARCの使用感
それでは肝心の使い心地を見ていきます!
持ちやすさ
![stilform ARCを手で持っている](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1883-positive-1024x683.jpg)
形状の項目でもお伝えしたように、stilform ARCは円柱に面取りがされているだけのシンプルな形をしています。
国産のボールペンなどはグリップがゴム製だったり、滑り止めがついていたりと色々工夫されていますが、それとは対照的です。
持ち方を工夫する必要はありますが、自分にあった持ち方をすれば十分快適に使えるのではないでしょうか。
人差し指の腹で面取りされている部分を触るように持つのが私にはあっているようです。
SAKURA craft_lab 001のようなただの円柱のペンの方が持ちやすいと思いますが、このへんは個人の感覚ですし、慣れてしまえば問題はなさそうです。
![](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2020/11/SAKURA-craft_lab-001-300x195.png)
書きやすさ
![stilform ARCで書いてみた](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1887-positive-1024x683.jpg)
いちばん大事な書きやすさについてですが、これはもう最高に良いです。
前述の通り持ちやすいのは当然として、インクの滑りの良さ、ペン自体の重さもあってかスラスラと書けます。
もちろんプラスチック製で軽くて使いやすいボールペンもありますが、一般的にペンはある程度重さがある方が書きやすいと言われています。
それに、重たいペンってなんか高級感あって良くないですかw
冗談はさておき、ドイツ製の重厚な筐体と日本製のなめらかなインクの組み合わせによって、非常に使いやすい・書きやすいペンになっています!
キャップについて
![stilform ARCキャップの磁石](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/497e62d3fd8d8efb75a7776f9fe8feea.gif)
stilform ARCの特徴でもあるキャップ。
ペンの両端には磁石の極を利用した仕組みが組み込まれており、以下のような感じで使えます。
近づけるだけでキャップが閉まる。
ねじるだけでキャップが外れる。
ペンの使い勝手には影響しないギミックですが、こういうの良いですよね。ワクワクします。
![stilform ARC キャップありで持ってみる](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1884-positive-1024x683.jpg)
ちなみに、磁石で固定しているせいかキャップを付けたまま文字を書くとカチャカチャと音がなります。
バランスもお尻が長くなってバランスも微妙なので、ペンを使う際キャップは外しておいたほうが良さそうです。
stilform ARCのアクセサリ
stilformのペンには専用のアクセサリがあり、全種類で使えるものとstilform ARC専用のものに別れます。
今回は購入した以下のアクセサリをご紹介します。
チタニウムベース
![stilform BASE](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1875-positive-1024x683.jpg)
ペンスタンドです。
ペン本体同様、アルミ・チタン製の2種類が存在し、アルミ製はブラックとシルバーから色を選べます。
ペンスタンドなのでずっしりとした重量感があり、ペンが倒れることはまずなさそうです。
![stilform ARCをスタンドに立てた](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1878-positive-683x1024.jpg)
真ん中に空いている穴にペンを立てるのですが、裏と表で大きさが異なります。
おそらく製品によってペンの太さが違うためだと思われます。
stilform ARCはどちらのサイズでも問題なく使えます。
太い穴のほうが重心が下がるためか、若干安定しているように感じます。
レザーポーチ
![stilform ARCレザーポーチ](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1879-positive-1024x683.jpg)
ペンを持ち運ぶ際に便利なレザーポーチ。
ブラック・ホワイトレザーのいずれかが選べます。
個人的にはブラウンも欲しかった…。
![stilform ARCをレザーポーチに収納](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1880-positive-1024x683.jpg)
まだ使い込んでいないのでサイズは若干きつめですが、ペンを収納してしばらく使ってやれば良い感じになるでしょう。
ペンはかなり深く差し込むので、取り出す際はポーチから絞り出すような感じになります。
ARCルーラー
![stilform ARC Ruler](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1881-positive-1024x683.jpg)
stilform ARCのキャップが固定された定規です。
ペンと定規をまとめておけるので、筆箱や鞄に入れるものが減らせます。
メモリはセンチ(メトリック)とインチ(インペリアル)が刻印されていますが、日本ではインチは使わないのでただの装飾と化しますね。
こちらにも磁石が内蔵されているので、通常のキャップと同様のギミックが利用できます。
![stilform ARCをルーラーに固定](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1882-positive-1024x683.jpg)
…なんですが、どうも本体とキャップで色味が違い、触った際にペンのほうが冷たくありません(チタンは熱伝導率が低いため他の金属と比べると冷たく感じづらいらしい)。
箱に「Ti」と書かれていないので、どうやら誤ってアルミニウムのルーラーが発送されたみたいです…。
stilformARC まとめ
![stilform ARCを握っている](https://meotolog.com/wp-content/uploads/2021/01/DSCF1536-1024x683.jpg)
今回はチタン製のゲルインクボールペン、stilform ARCをご紹介しました。
ドイツ製という魔法の言葉にしてやられましたが、やはり買って正解でした。
質実剛健な作りと素材の良さがしっかりと生かされており、使っていて満足度も非常に高いです。
持ち運ぶことも想定して購入しましが、しばらくはデスクペンとして活躍させる予定です。
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