皆さんはどんな手帳を使っていますか?
モレスキンやトラベラーズノート、各社のシステム手帳のほか、最近はデジタルで済ませてますって方も多いでしょう。
クオバディス、モレスキン、トラベラーズノートなどなど、いわゆる「高級ノート」と言われるものは案外種類が多くて選ぶのが大変です。
どうせ使うなら品質の良いものを!ということで、今回はロイヒトトゥルムというノートをご紹介します。
ドイツ製ってだけでなんか良さそうですよね(ミーハー)!
雰囲気やブランド名ではなく、ノートとしての質にこだわりたい!という方に大変オススメのノートです。
- 商品名
-
LEUHTTURM1917
- 値段
-
¥3,020
- 紙の質が高く、万年筆でも裏抜けしない
- 便利な目次ページ、ページ番号、しおり2本つき
- 豊富なサイズ、カラーとフォーマット
- ノート1冊に3000円だせるか
- インクによっては裏抜けするかも
ロイヒトトゥルムの特徴
ロイヒトトゥルムとは?
ロイヒトトゥルム1917はドイツのロイヒトトゥルム社から発売されているノート。
今回紹介するノートは2005年から発売されているもので、世界中で高い評価を受けているのだとか。
評価の高い製品にはしっかりした哲学が宿っていることが多く、ロイヒトトゥルムも「Denken mit der Hand」つまり「手で考える」というコンセプトを打ち出しています。
手で書くことは、紙の上で考えること。考えることが言葉になり、文章になり、絵になる。
LEUHTTURM1917公式サイト
記憶は物語になり、アイデアはプロジェクトに変換され、メモは洞察を促す。
私達は手で書き、理解して、学び、見て、考えるのだ。
この記事を読んでいるということは、あなたも紙のノートがお好きなのでは?
多くのことがデジタルでできてしまうこの時代に、理由があって紙のノートを使っている/探しているという人には大変オススメのノートです。
さて、ロイヒトトゥルムには複数のサイズ、カラー、フォーマットがあります。
項目 | 種類 |
---|---|
カラー | 20色(サイズによって違いあり) |
サイズ | A4+、B5、A5、A6、A7その他(国内流通はおもにA5、A6) |
罫線 | 無地、ドット、方眼、横罫 |
カバー | ハード、ソフト |
上記は通常版の情報で、コレに限定版を加えるとかなり膨大なラインナップに。
限定版に手を出すと「欲しいけどもう手に入らない」という悲しみに直面するので、通常版を使うのが吉かと…。
万年筆でも裏抜けしない紙
ノートでいちばん大切なのは紙の質ですが、この点に関してロイヒトトゥルムは十分な品質です。
質の低い紙で万年筆を使うと、インクがにじんだり裏抜けしたりすることがありますが、ロイヒトトゥルムでそんなことは起こりません。
…が、インクの種類やペンの太さ、使い方によっては裏抜けする場合もあるらしいので注意は必要です。
まぁ普通に使っている分には気にならないレベルですので、問題なし。
さわり心地はつるつる。
ペン先がへんに引っかかることもないので、手元にあるボールペンや鉛筆などは全部快適に使えました。
もっと良い紙は探せばいくらでもありますが、日常使いには十分な品質ですよ。
バレットジャーナルに使える便利な機能
ロイヒトトゥルムの機能性もその特徴のひとつ。
手帳として使うことなども想定されているためか、他のノートではあまり見かけない便利な機能が多く、かゆいところに手が届く様になっています。
ひとつずつ紹介していきます。
目次ページ
ロイヒトトゥルムは全部で251ページあり、ノートとしては分厚い部類に入ります。
以前のメモを探すとか、バレットジャーナルでの利用を考えると、目次があるほうが便利ですよね。
ロイヒトトゥルムには空欄の目次ページが2ページ用意されており、しかも前述の251ページとは別枠。
ノートを使っていくうちにだんだん目次が埋まっていくのが楽しみになります。
ノンブル
バレットジャーナルに限らず、手帳や普通のノートとして使うにもページ番号(ノンブル)は欲しいところ。
普通のノートにはノンブルが振られていないことが多いですが、ロイヒトトゥルムには全ページにノンブルが振られています。
251ページ全部にノンブルを書き込んでいくのは間違いなく面倒な作業なので、これはありがたい。
目次ページと合わせて使ってやれば、あとからお目当てのページを探すのがかなり快適になります。
しおり紐が2本
ページ数の多いノートにはしおり紐がついていることが多いですが、ロイヒトトゥルムにはなんとしおり紐が2本ついています。
1本は月間の予定ページ、もう一本は毎日のページに使うなど、使い分けを考えるとけっこう便利です。
しおり紐2本は無くても困りませんが、あれば圧倒的に便利という感じですよ!
背表紙裏にはポケット
お値段高めのノートによくある背表紙裏のポケット。
頻繁に使うわけではありませんが、名刺を忍ばせておくと名刺入れを忘れたときに救われますw
質の高い表紙と製本
ロイヒトトゥルムにはハードカバーとソフトカバーがありますが、僕はハードカバーを愛用しています。
紙製ながら非常に頑丈で、表面もコーティングされており多少の汚れは全く気にする必要なし。
ラフに鞄に突っ込んでも紙をしっかり守ってくれるので安心です。
また、ノートは糸とじ製本されており、フラットに開きます。
前述の通り251ページありますが、どのページを開いても書きにくいということはなく、最初から最後まで快適に使えます。
ロイヒトトゥルムの外観
紙製のハードカバー
前述の通りロイヒトトゥルムのカバーはコーティングされた厚紙。
ぱっと革に見えなくもないです。
無地のデザインはシンプルで使う人を選びません。
限定版も含めると、本体カラーは30種類前後から選ぶことができます。
クリーム色の紙
紙は淡いクリーム色の中性紙。
真っ白な紙よりも淡いクリーム色の方が長時間の読み書きで目が疲れにくいのだとか。
明らかに色が違いますね
また、中性紙は300~400年近く寿命があると言われており、少なくとも僕の一生分は保存できそうですね。
High ink compatibility(高いインク適合性)と謳っているだけあり、筆記用具の種類を問わず快適に使えます。
使い勝手の良いラベルステッカー
シンプルな表紙はそのまま使っても良いですが、付属のラベルステッカーを貼っても良い感じ。
全ページ使い切ったあとに、ノートの表題や試用期間などを書いて貼っておけばいざというときに役立ちます。
実際に仕事で「2年前のあの案件のメモ書きどこやった?」みたいなことがあり、ラベルステッカーに助けられました。
ロイヒトトゥルムの使用感
各種ペンで文字を書いてみた
- PILOT Blue Black
- PILOT 色彩雫 月夜
- PILOT Acroball Black
- SAKURA craft_lab #43 Blue Black
- Pentel Pulaman Tradio Black
- STAEDTLER Mars Lumograph 4B
万年筆やボールペン、鉛筆などで試し書きをしました。
どんな筆記用具でも気持ちよく使えますし、万年筆のインクでも十分きれいに書けます。
目次とノンブルが便利
繰り返しになってしまいますが、目次とノンブルは本当に便利です。
無くても困らないと思っていましたが、一度使ってしまうと手放せませんね…。
僕はロイヒトトゥルムに仕事/プライベートどちらの情報も書き込んでいますが、何かと以前のメモを見返したくなることは多いです。
紙のノートの弱点である検索性の低さがある程度は改善します。
持ち運びも安心
ハードカバーのおかげで紙が汚れたり折れたりすることを気にしなくてよいし、別途カバーを買う必要もありません。
ゴムバンドが付属しているので、なにかの拍子にノートが開いてしまうこともなし。
特にA5サイズは手帳と使うのにちょうどよく、鞄やリュックに入れても大きすぎないサイズ感です。
ロイヒトトゥルムのイマイチな点
ノート1冊に3000円出せるか
本当に欲しいもの、必要なものであれば値段は気にせず買っちゃうタイプの人なら良いですが、ノート1冊に3000円は流石に人によっては高すぎると感じてしまうかも。
ただ、ロイヒトトゥルムには他のノートにはない特徴が多く、3000円でも良いと思えるだけの価値があることは間違いなし。
一度使ってしまうと他のノートに興味がわかなくなるので、ノート探しにケリをつけたい人には大変オススメです。
インクの種類やペンの太さ、使い方によっては裏抜けするかも
ロイヒトトゥルムの紙の質は高いですが、使い方によってはインクが裏抜けする場合もあります。
インクの種類やペンの太さによっては裏抜けしたという声もありますし、筆圧を強くしてしまうのも危険です。
それでもこのページ数と値段で使える紙としては十分に優秀ですし、普通に使っていれば気にならないレベルですから、そんなに心配はいらないです。
少なくとも僕が使っている範囲では、「撮影のためにわざと裏抜けさせよう」とかやらない限りは全く問題なし。
まとめ
気がつけばもう3冊もロイヒトトゥルムを使っていました…。
ロイヒトトゥルムに出会うまでは、様々なノートを使っては乗り換えという感じでした。
それこそモレスキンとかも使っていましたが、はっきり言ってロイヒトトゥルムはモレスキンの上位互換です。
ついに決定版が見つかったという感じですね。
使い勝手を考えて作られた機能や、手帳としては申し分ない質の紙、シンプルで飽きないデザインなどなど。
3000円払ってもお釣りが来るレベルで使い倒せる、イチオシのノートです!
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